はじめまして。ようこそお越しくださいました。
みゆきプロジェクトについて少しだけご紹介させていただきます。

みゆきプロジェクトは、『雪と着物の町　十日町』と言われる町で、和裁の仕立屋を営んでおります。
十日町市は新潟県の南部に位置し、周囲は山に囲まれ冬には2m〜3ｍの積雪がある日本有数の「特別豪雪地帯」でもあります。市内に流れる信濃川には、水田が広がり米作が盛んで魚沼コシヒカリも有名です。
十日町市街は、機織物屋・染加工屋・呉服問屋もたくさんあり、これも日本有数の着物産地。『雪と着物の町　十日町』と言われるのは、そういうところからなんですね。
私（女将）はもともと東京生まれの東京育ち。現在も東京在住です。それでも、十日町に店を構えているのは町・人・心・技の素晴らしさに触れ、そして尊敬しているからです。もし、十日町に遊びに来たときには皆さんも十日町の人・心・技に是非触れてみてください。深みのある温かさを感じられる町ですよ！

スタッフの半数以上は同じ和裁専門学校出身の同級生と同窓生です。十日町和裁専門学校＜4年制＞を卒業後、十日町の職人白木屋にて学び、5年の歳月職人の技術経験を積ませていただきました。その5年間は朝から晩までひたすら着物を縫う、縫う、縫う…とにかく縫っていました。その時期は、1000枚縫って一人前といわれ、学校とはまた違った素晴らしい環境で和裁職人の仕立を学ぶことができました。その後、みゆきプロジェクトを創業しスタッフとは35年近い年月を一緒に過ごしております。長いような短いような・・・それでもみんながいてくれたからここまでこれたんだと感謝しています。
スタッフと築き上げたお店を守るために常に初心と向上心を忘れずに、和裁の仕立について真摯に取り組ませていただいております。

着物のお仕立はもちろん手縫いで、その中でも一般的に特選仕立と言われているお仕立方法になります。個人のお客様・加工業者・着物業者と多方面から幅広くご依頼を承るなかで、お仕立の細部のこだわりが少しずつ違うので、当店では皆様のこだわりをご希望通りに仕立あげてお渡しできるよう努めております。また、その他にも着物の箇所によりみゆきプロジェクト和裁仕立ならではのこだわりがいくつかあり、忠実に守っております。

『プロジェクト』とは＝何かを生み出す仕事、目標を達成するための計画を指しますが、当店では、着物という素晴らしい日本の伝統を残すと同時に広めていくことを目標とし、様々な計画に取り組んでいます。
それは、独自の製品を開発したり、新しい和裁の仕立方法であったりと、着物文化を広めるための壮大な想いが込められた『プロジェクト』なのです。和裁仕立を中心に、今までもこれからも限りない挑戦をしているお店です。
今はその想いが少しずつ浸透していっているのか、当初、業者さんの依頼が多かった当店が、国内航空の機内誌に紹介されたり、NHKの番組に着物リフォームで取り上げていただいたり、その他にもテレビ番組や雑誌を通して、みゆきプロジェクトを知っていただいた個人のお客様からご依頼を承るようになりました。今では、着物の好きなお客様が北海道〜九州の国内からアメリカニューヨークからオーストラリアのメルボルンなどの海外までお仕立を承るようになり、更にお仕立以外にも、着物・帯締・帯揚・和物のご相談を気軽にしてくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。そういった皆様や日々の出来事に毎回感謝の気持ちでいっぱいの私達スタッフ。これからも、どんどん『プロジェクト』を考え、多くの方々に着物の素晴らしさを伝えていきたいと思っております！